カラオケはボイトレになる?
カラオケは楽しく歌ってストレス解消したり、友達と盛り上がって親睦を深められたりといった魅力的なエンタメ空間です。
カラオケが今でも多くの人に支持されている理由には、
そういった楽しみを提供してくれるサービスという側面が強くあるからだと想像できるでしょう。
一方で、カラオケはボイトレを行う際にも魅力的な空間となります。
自宅などではなかなかできない大声を出しての練習や、自分の声に集中して発声トレーニングが行えるため、
上達のきっかけになるでしょう。
本記事ではカラオケでボイトレをするメリットと、練習時の注意点を解説します。
カラオケの環境はボイトレに向いている?
カラオケという環境は、ボイトレに向いていると言えます。密閉された空間であらゆる音楽を流してくれる機器とマイクが揃っている場所は、カラオケ以外にはなかなかありません。また、カラオケは多くのエリアで開店しているため、簡単に通えるのもポイントです。ボイトレは継続できるかが大事なため、練習場所が遠いと続けるのが難しくなるでしょう。
ボイトレをする場所を探しているのなら、近くのカラオケ店を活用して本格的な練習を実践してみるのもおすすめです。
大声を出しても周囲に迷惑がかからない
カラオケでボイトレをするメリットの1つに、大声を出しても周囲に迷惑がかからないという点があります。カラオケは密室となっているため、マイクを使って大声で歌っても外への影響はほとんどありません。そもそもカラオケ店では周囲の部屋も歌っているため、他の人の声は耳に届かないのです。そのため周囲への迷惑を考えることなく、思い切りボイトレを行える空間となっているのです。
ストレッチなどの準備もしやすい
カラオケはそれなりの広さを持つ空間となっているため、ボイトレに必要なストレッチなどもしやすいです。ボイトレ前後にストレッチをしっかりすることで、疲労を体に残さず効果的な練習が行えます。カラオケでボイトレを実践する際には、なるべく広い部屋を使って入念なストレッチが行えるようにすると良いでしょう。
歌えることでモチベーションが維持しやすい
ボイトレは歌うばかりではなく、発声練習や肺活量のトレーニングなど、人によっては地味に感じるものも多いです。もちろん声を出して歌うボイトレもありますが、自宅などで行う際にはなかなか実践できないのが悩みとなるでしょう。
その点、カラオケでは歌うことをメインにしたボイトレが行えます。楽しく歌いながら上達を目指せるため、モチベーションが維持しやすいでしょう。ボイトレが続かないという人は、まずはカラオケに遊びに行くつもりで練習を開始するのがおすすめです。
カラオケでボイトレを行う際のポイント
カラオケでボイトレを行う際には、いくつか注意しておきたいポイントがあります。カラオケだからこそ意識したい点をまとめたので、ボイトレのときには参考にしてみてください。
エコーをかけずに歌う
カラオケでボイトレをする際には、エコーを切って歌うのがポイントです。エコーがかかると自分の声を正確に聴き取ることが難しくなり、どこが悪いのか、何を改善すべきなのか判断が難しくなります。エコーがかかると自然に上手く聞こえてしまうため、妙な自信がついて練習に身が入らなくなく可能性もあるでしょう。
まずはエコーを切ってから歌い、自分本来の声を参考にボイトレをするのが重要です。
マイクなしで発声練習をする
カラオケでのボイトレでは、マイクを使わないのも1つのポイントです。歌うときはマイクを使って音を機械に通す必要がありますが、発声練習などを行う際には自分の声だけを使うのが一般的です。マイクを使うと自分の持つ声よりも大きく、通りやすい声に変換されてしまいます。この場合も練習すべき弱点が把握しづらくなるため、ボイトレの効果が薄まる可能性があるでしょう。
カラオケでマイクを使わないのは不思議な感覚かもしれませんが、その分高い効果が見込めるのでボイトレの際には地声のみで練習をしてみてください。
カラオケでボイトレをする際の注意点
カラオケでボイトレを実施する際には、いくつか注意しておきたいポイントもあります。カラオケだからこそ気をつけたい要素もあるので、以下を参考にボイトレ前に内容をチェックしてみてください。
ドリンクバーでは水を飲む
カラオケといえばドリンクバーですが、基本的には水を飲むのがおすすめです。炭酸飲料や糖分の多い飲みものをずっと飲んでいると、喉に負担がかかる可能性があります。水であれば純粋に喉の渇きを潤せるため、ボイトレ中に余計な負担をかけずに済みます。カラオケに行ってドリンクバーを楽しまないのはもったいない気もしますが、ボイトレの成果を優先するためにも水を選ぶと良いでしょう。
歌うときの姿勢を意識する
カラオケでボイトレを行う際には、歌うときの姿勢を意識するのが重要です。カラオケだとつい座りやすい楽な格好で歌いがちですが、背中が丸まっていたり、きちんと前を向いて歌えていなかったりすると、綺麗な声を出すことはできません。歌うときに変な癖がついてしまうこともあるため、正しい姿勢を保つように意識しましょう。
あまりに長時間の練習は喉を傷めるので注意
カラオケでボイトレをする際には、長時間の練習を避けるのもポイントです。フリータイムなどで何時間も歌える環境があると、つい熱が入って長い時間ボイトレをしてしまいがちです。長時間の練習は結果的に喉を傷めたり、惰性で歌うだけの意味のない練習になってしまったりする可能性があるでしょう。カラオケでのボイトレは時間をしっかりと決めて、無理して長時間練習をしないように注意が必要です。
まとめ
カラオケという空間は、楽しいだけでなくボイトレの練習場としても活用できます。マイクを使った歌唱練習はもちろん、防音室を最大限に活かした大声での発声練習など、さまざまなボイトレが行えるのです。本格的にボイトレで歌が上手くなりたい、将来的に歌手やアーティストとして通用するスキルを身につけたいといった場合には、カラオケでボイトレを行うのも1つの方法となるでしょう。
一方で、カラオケでは独学のボイトレしかできないため、非効率的な練習になる可能性も懸念されます。効率的かつ本格的なボイトレを実践するのなら、ボーカルスクールに通うのがおすすめです。例えば「アバロンミュージックスクール」では、多くの実績を持つ講師陣と充実した環境によるボイトレが実践されています。無料体験から始められるので、まずはレッスン内容を実際にお試しください。