ボイトレでやってはいけないこととは?注意点を押さえておこう
歌唱力を効率良く上達させるには、ボイトレを習慣化するのがおすすめです。
普段からボイトレを行うようにすれば、自然と体が歌うことに適した形になります。
スムーズに声を出しやすくなったり、音程や声の伸びを安定させたりできるため、
高い評価を得られる歌が歌えるようになるでしょう。
しかし、ボイトレではやってはいけないことを習慣化してしまうと、効果が実感できなくなる可能性があります。
知らないうちにボイトレではNGな行動をしているケースも珍しくないため、
事前にやってはいけないことを把握しておくことがおすすめです。
本記事では、ボイトレでやってはいけないとされている行為について解説します。
これから練習に励む人は、以下の注意点をチェックしておきましょう。
間違ったボイトレは逆効果になる?
ボイトレには基本となる形式があり、効果を引き出すためのコツがあります。基本の形を把握した上で練習に臨むことが、上達の近道となるでしょう。
逆に言えば、間違ったボイトレを続けていると効率良く上達できない可能性が高まります。ボイトレにおける「やってはいけないこと」を行ってしまうと、逆効果になる恐れもあるでしょう。そのためボイトレをする際には、NG行為として認識されている内容を把握するのが先決です。やってはいけないことを覚えておくことで、意識して逆効果となる練習方法を避けられるようになるでしょう。
間違ったボイトレが1度身についてしまうと、修正するのが困難になるケースも多いです。練習の初期段階から、やってはいけないことを理解するのが歌を上達させるポイントです。
ボイトレでやってはいけないこと
ボイトレでやってはいけないことには、さまざまなケースがあります。歌唱中・歌唱前などあらゆる段階に注意点があるため、総合的に内容を確認しておくのがおすすめです。
以下では、ボイトレでやってはいけないことの基本を紹介します。
力を入れすぎて喉を閉めてしまう
ボイトレでつい力を入れすぎてしまうと、喉が閉まって負担が大きくなります。喉が閉まると高い音を出しやすくなりますが、喉を傷める恐れがあるため、練習の継続が難しくなるデメリットがあるでしょう。最悪の場合には喉がつぶれて歌えなくなるなど、大きな影響に悩まされる可能性もあります。
また、喉を無理やり閉めて出す高音は、聞き苦しい音になるケースも多いです。音程が合っていても、上手に聞こえない可能性が高まるため、上達から遠ざかる結果になる懸念もあります。喉を閉める癖がつかないように、歌う際に力を入れないことを意識してみましょう。
肩・顎などに力が入っていると、喉を閉める原因となります。まずは体をリラックスさせて、肩や顎から力を抜くことをイメージしてみてください。リップロールやタングトリルなどのボイトレを歌う前に行って、体から無駄な力を取り除くのもおすすめです。
休憩を挟まずに長時間トレーニングする
ボイトレへの熱意が高いあまり、休憩を忘れて練習をしてしまうケースも多いです。しかし、休憩を挟まないと喉をはじめとした体に負担がかかり、疲労が蓄積されてしまいます。疲れた状態では満足のいく練習ができず、時間を浪費することにもなりかねません。適宜休憩を挟みながら、無理のない範囲でトレーニングをするのがポイントです。
「休憩する時間がもったいない」と感じるのなら、歌う以外の方法でボイトレにつながる行動を取るのがコツです。例えば録音した自分の歌を聞いて音が外れている部分を確認したり、ストレッチをして体の疲労を軽減したりといった行動が考えられます。歌わなくても上達につながる行動はたくさんあるので、「休憩しながらできるボイトレ」を学ぶのもおすすめです。
体調が悪いときに練習する
体調が悪いのにボイトレをすると、効果が得られない可能性が高いです。より体調が悪化する原因になったり、喉を傷めたりする可能性もあるでしょう。ボイトレを習慣化するために毎日やると決めていても、体調が悪いのなら回復を優先して休息を取りましょう。
ボイトレ中に喉に悪影響のあるものを食べる・飲む
ボイトレ中に飲食をする場合、食べ物/飲み物は喉に負担のないものを選ぶ必要があります。基本的には水を飲みつつ、練習中の食事はなるべく控えると良いでしょう。
ボイトレの際には、喉に刺激を与える食べ物/飲み物は避けるのが無難です。例えば刺激の強い炭酸飲料や辛味の強い食事は、喉を傷める可能性が高くなります。そのほか、ウーロン茶も喉を乾燥させる原因になるため、ボイトレの際には適さない飲み物です。
特にカラオケで練習をしていると、ドリンクバーでさまざまな飲み物を選んでしまいがちです。しかし、ドリンクバーの飲み物には練習時に不向きなものが多いため、意識して水を選ぶのがおすすめです。
ビブラートやこぶしなどのテクニックばかり練習してしまう
ボイトレで重要なのは、歌うための基礎力を高める練習です。地味ながらも体を整えるためのボイトレを続けることで、自然と歌が上達するでしょう。
しかし、練習時にはつい成果を早く確認したいがために、歌のテクニックばかりに力を入れてしまうケースが多いです。ビブラートやこぶしの出し方ばかりを練習していると、一見上達しているように感じられますが、歌うための基礎が疎かになる可能性が懸念されるでしょう。
もちろん、歌う上でビブラートやこぶしなどのテクニックも重要な練習ポイントです。ただテクニックを磨くことばかりに集中すると、応用力が身につかず、歌うことそのものが上手くならないケースが考えられます。ボイトレは基礎力を高めることを重視して、地道な努力を続けると良いでしょう。
ネガティブな思考に偏ってしまう
ボイトレの最中にネガティブな思考に偏ってしまうことも、やってはいけないことの1つです。「自分は歌が下手だ」「練習しても上手くならない」とネガティブ思考に陥っていると、真剣にボイトレをする意欲がなくなってしまいます。何よりも歌うことが嫌になる可能性があるため、ボイトレを諦める原因になってしまうでしょう。
ボイトレを継続して上達につなげるためにも、ネガティブ思考を避けてなるべくポジティブに物事を捉えるのがポイントです。
まとめ
ボイトレには、「やってはいけないこと」がいくつかあります。それぞれの詳細を確認し、気づかないうちに習慣化しないように注意しておきましょう。
ボイトレを本格的かつ効率良く行うのなら、ボーカルスクールの活用がおすすめです。「アバロンミュージックスクール」では、プロを指導してきた実績を持つ講師たちからトレーニングを受けられます。やってはいけないことをしたときにも的確に注意・修正をしてくれるため、安心してボイトレに励めるでしょう。
この機会にアバロンミュージックスクールで、ボイトレを本格化することもぜひ検討してみてください。