おすすめのボイトレ方法
「ボイトレをしたいけれど、何からはじめればいいのか分からない」といった人は、意外に多いです。
せっかくボイトレに対するモチベーションが高いのに、練習方法が分からずに時間を無駄にしてしまう例も珍しくありません。
そこで本記事では、初心者の方におすすめのボイトレ方法について解説します。
どのようなボイトレ方法があるのか、まずは何からすればいいのかを知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
ボイトレは「おすすめされているもの」からはじめてみる
ボイトレに挑戦する多くの人が、「何をすればいいのか分からない」という点に悩まされます。一般的な学校でボイトレをする機会はほとんどないため、具体的な方法を知らないケースも多いのです。そのためやる気はあっても、ただ既存の歌を練習するだけになってしまう人も珍しくありません。
特にまずは独学で挑戦してみようと考えている人や、具体的なトレーニング目標がない人は、何をすればいいのか分からなくなりがちです。練習方法が曖昧分だと効果を実感できず、モチベーションが低下する原因になりかねません。
そのためボイトレをはじめるのなら、まずは「多くのプロにおすすめされている方法」から着手するのがポイントです。おすすめされている方法は基本の練習になるため、簡単&効率良く効果を得られます。歌に関するプロも実践しているものが多いため、本格的な練習方法として取り入れることが可能です。ボイトレに興味があるのなら、おすすめされることが多い練習方法から試してみてください。
おすすめのボイトレ方法を紹介!
おすすめのボイトレには、さまざまな種類があります。それぞれに異なる効果があるため、時間と体力を上手く使ってなるべくたくさんの練習に着手するのがポイントです。
以下を参考に、具体的なボイトレ方法をチェックしてみてください。
ロングブレス法
「ロングブレス法」とは、歌うときの声を安定して出せるようになるためのトレーニング方法です。吐く息の長さの調節や腹筋を鍛えられるため、声がブレることなく歌い切れるようになります。
ロングブレス法は歯と歯の間に隙間を作り、そこから可能な限り長く息を吐き続けるのが基本です。ゆっくりと少しずつ体から息を吐き出して、完全に吐き切るまで集中します。ロングブレス法を実践するときには、吐く息の量が少なくなったり多くなったりしないように、一定の量を継続して出し続ける必要があります。
最初は30秒程度を目標に設定し、その後40秒、50秒、1分と時間を長くしていきます。1分間スムーズに息を吐き続けるようになれれば、歌うときの声も安定した状態をキープしやすくなるでしょう。
ロングブレス法を行う際には、酸欠に気をつけてください。連続して息を吐き続けていると、吸う量が足りずに具合が悪くなる恐れがあります。適宜休憩を挟みつつ、長く息を吐けるように練習するのが重要です。
リップロール
「リップロール」とは、表情筋や喉の声帯を刺激し、柔らかくする効果のあるボイトレです。歌うのに大切な部分をリラックスさせられるため、声が響きやすくなるなどの効果に期待できます。多くの人は歌うために必要な筋肉が鍛えられていないため、いざ声を出すとなると固まった喉を無理やり使うような形になってしまうのです。固まった状態では伸びのある声が出しづらいため、リップロールで体をほぐすのがポイントになります。
リップロールは口を軽く閉じながら息を吐き、唇を震わせる練習方法です。なるべく少量の息で唇を震わせるように意識し、慣れてきたら音程をつけて歌うように息を吐きます。まずは30秒を目標に息を吐き、少しずつ時間を延ばしていくのがコツです。
リップロールはストレッチの一種にも思えるかもしれませんが、体を鍛えてリラックス効果を継続するという意味では立派なボイトレです。マッサージ効果や歌う前のウォーミングアップにもなるため、普段から意識して実践するのがおすすめです。
タングトリル
タングトリルとは、声帯周りの筋肉をほぐしたり、滑舌を良くしたりする効果のあるボイトレです。リップロール同様ウォーミングアップにも役立つほか、歌う際にはっきりと言葉を発しやすくなる点が特徴の方法となっています。
タングトリルは口のなかで巻き舌のように固定し、上の前歯のあたりに付けたまま息を吐きます。すると舌が息によって振動し、トゥルルルといった音を出せます。少しずつ音を出す時間を長くし、さらに音程をつけることでより効果が高まります。
最初は舌がつりそうになるかもしれませんが、少しずつ時間をかけてほぐしていくことで、滑舌に良い影響を与えるでしょう。
ストレッチや筋トレもボイトレの一種?
声帯や舌を鍛える専門的なトレーニングだけでなく、体を根本的に整えるストレッチや筋トレも広義ではボイトレに含めることが可能です。普段からストレッチや筋トレを行い、体を柔らかくして体力を付けておくことで、歌うために適した肉体を手に入れられます。そのため無理のない範囲で構わないので、ストレッチや筋トレも日常の習慣として取り入れてみるのがおすすめです。
おすすめのボイトレを軸に自分に必要な練習内容を見極める
おすすめのボイトレの多くは、基礎練習や歌う前のウォーミングアップ効果が中心となっています。そのため劇的に歌が上手くなるといった形で、効果を実感することは少ないでしょう。しかし、上記で紹介したボイトレを毎日実践することで、体が声を出しやすい構造に変化していきます。次のステップに進むための基礎を作ることにつながるため、まずはおすすめ練習から実践してみましょう。
基礎練習を軸にボイトレを実践することで、自分に足りない要素が見えてきます。すると次に練習すべき内容が見極めやすくなるため、効率良く歌のレベルアップを進められるでしょう。一方で、基礎練習からさらにステップアップしたボイトレは、専用の機材やプロの指導が求められるケースが増えます。そのためボイトレが習慣化したら、ボーカルスクールに通ってさらに高度なスキルを身につけるのがおすすめです。
まとめ
ボイトレをはじめるのなら、基礎練習として高い効果に期待できる上記の方法を試すのがおすすめです。自宅でも気軽にできるものばかりなので、隙間時間を使うことでスムーズに練習ができるでしょう。
基礎的なボイトレに慣れてきたら、ボーカルスクールで専門的な練習に移行するのがおすすめです。「アバロンミュージックスクール」にはプロも指導を受けるほどの本格的な練習環境が整っているため、ぜひ無料体験を機会に利用してみてください。